私の「宝物」
いやぁ。真夏ですねぇ。ここしばらく部屋にこもって原稿を書いているので、たまにはジョギングをと思って外に出たらこの暑さ。で、帰ってきて遅いお昼をいただき仕事に取り掛かる前に、ちょっと一服しています。
実は先ほど、名家のご出身で、お家に絵画や置物などいろんなお宝をお持ちだという方のお話を伺っていました。金銭的価値も興味深くはありますが、その品々のルーツをたどる作業を大変楽しんでらっしゃるのが伝わってきて「うちにもお宝があったらなぁ」と思いました。
と今考えていて、ふと、うちの祖父が元九谷焼の絵付師で、美術品の鑑定士でもあったことを思い出したのです。
うちの父方の兄弟は、祖父の所有していた美術品を兄弟で管理しているとか。実はうちの実家にもほおずき柄の大きな九谷焼の絵皿があり「これは結構いいものらしいぞ」と、父が長年ウヤウヤしく床の間に飾っていました。ところが鑑定士に見せて二束三文だと分かり、家族でがっかりしたものです(笑)
かくして今はうちの家にも実家にも世間でいうところの「お宝」は存在していません。じゃあ、私にとって宝物って何なのだろう?と考えてみました。考えてみれば、うちの祖父が絵付師だったということはアーティストのDNAが入っているということじゃあありませんか。それに家族を養うために、アーティストをやめて酒屋を営むという選択をした潔さ。その上、ただでさえ7人の子持ちだったのに、さらにもう一人子供をもらって育てたという器のデカさ。・・・だけど好きな絵だけはずっと描き続けていたそうです。
そんな尊敬する祖父から受け継いでいるDNAは、まさに宝物。
あなたにとって「宝物」とは何ですか?





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